今回は任天堂から発売された歴代の「ニンテンドーDS(ディーエス)シリーズ」について、それぞれの特徴や違いなどをまとめてみました。新しいDSが発売されるごとに何が変わったのか、どのDSを選んだらいいか分からないという方は参考にしていただけたらと思います。
大ヒットDSシリーズの初代「ニンテンドーDS」
本体名 | ニンテンドーDS |
発売日 | 2004年12月2日 |
定価 | 15000円(税込) |
本体サイズ | 横 148.7mm 縦 84.7mm 厚さ 28.9mm(折りたたみ時) 重さ:約275g |
液晶サイズ/機能 | 3.0型/半透過反射型TFTカラー液晶(26万色表示可能) |
対応ソフト | ゲームボーイアドバンス専用ソフト、ニンテンドーDS専用ソフト |
充電器 | NTR-002(ゲームボーイアドバンスSPと同様) |
ゲームボーイアドバンスの次世代機として任天堂から2004年に「ニンテンドーDS」が発売されました。折りたたみ式の本体には2つの液晶画面が搭載され(下画面はタッチパネル)、この「Dual Screen」が「DS」という名称の由来となっています。
DSシリーズから「ニンテンドーDSカード」が新たに専用ソフトとなりましたが、初代DS&DSLiteにはゲームボーイアドバンスのカートリッジスロットが搭載されているため、この2機種にはGBAとの互換性があります(ゲームボーイソフトは遊べません) 初代DSの各ボタンの触り心地・押した感触はゲームボーイアドバンスSPに近いものとなっています。
オリジナルカラーは「プラチナシルバー」「グラファイトブラック」「ピュアホワイト」「ターコイズブルー」「キャンディピンク」「レッド」の6種が発売されており、DSソフトとアドバンスソフトの両方で遊びたいという方は購入時の選択肢に入ってくるでしょう。
初代DSから小型化・デザイン一新の上位モデル「ニンテンドーDS Lite」
本体名 | ニンテンドーDS Lite |
発売日 | 2006年3月2日 |
定価 | 16800円(税込) |
本体サイズ | 横 133.0mm 縦 73.9mm 厚さ 21.5mm(折りたたみ時) 重さ:約218g |
液晶サイズ/機能 | 3.0型/透過型TFTカラー液晶(26万色表示可能) |
対応ソフト | ゲームボーイアドバンス専用ソフト、ニンテンドーDS専用ソフト |
充電器 | USG-002(DSLiteでのみ使用可能) |
「ニンテンドーDS Lite」は初代DS発売から約1年半後の2006年に発売されました。基本性能は初代DSと大きく変わりませんが、本体が小型・軽量化され、バックライトは従来の2段階→4段階への調節が可能となりました。
DSLiteが発売された2006年には多くのDSソフトが発売されたこともあり(239タイトル)、DSLiteは国内で2000万台近くを売り上げた大ヒットハードとなりました。
オリジナルカラーは「クリスタルホワイト」「エナメルネイビー」「アイスブルー」「ノーブルピンク」「ジェットブラック」「グロスシルバー」「メタリックロゼ」「クリムゾン/ブラック」の8種が発売され、初代DSと比べるとどれも可愛らしい色合いになっています。DSソフトとGBAソフトの両方が遊びたい、本体は小さい方がいいという人にはDSLiteがおすすめです。
カメラ機能を搭載した新型ハード「ニンテンドーDSi」
本体名 | ニンテンドーDSi |
発売日 | 2008年11月1日 |
定価 | 18900円(税込)→15000円(価格改定) |
本体サイズ | 横 137.0mm 縦 74.9mm 厚さ 18.9mm(折りたたみ時) 重さ:約214g |
液晶サイズ/機能 | 3.25型/透過型TFTカラー液晶(26万色表示可能) |
対応ソフト | ニンテンドーDS専用ソフト、ニンテンドーDSi専用ソフト、ニンテンドーDSiウェア |
充電器 | WAP-002(以降の全DSシリーズと同様) |
DSLiteの発売から約2年半後の2008年には「ニンテンドーDSi」が発売されました。内外に2つのカメラ、SDメモリーカードスロット搭載、ゲームボーイアドバンススロットの廃止、画面サイズ3.0→3.25インチ、本体厚み12%減、明るさ調節4→5段階などDSLiteから大きく機能・仕様が変更されています。
搭載されたカメラには10以上のモードがあり、写真をゆがませたり落書きなどをして遊べるほか、SDカードを使用すれば3000枚もの写真を保存する事が可能です。
オリジナルカラーは「ホワイト」「ブラック」「ピンク」「ライムグリーン」「メタリックブルー」「レッド」の6種が発売されています。スマホのカメラ機能に慣れている方は満足出来ないと思いますが、お子様はDSiのカメラモードで存分に楽しめると思いますし、DSソフトだけ遊べればいいという人はプレイしやすい本体だと思います。
‶上位モデルは小型化”という概念を覆すサイズアップモデル「ニンテンドーDSiLL」
本体名 | ニンテンドーDSiLL |
発売日 | 2009年11月21日 |
定価 | 20000円(税込)→18000円(価格改定) |
本体サイズ | 横 161.0mm 縦 91.4mm 厚さ 21.2mm(折りたたみ時) 重さ:約314g |
液晶サイズ/機能 | 4.2型/透過型TFTカラー液晶(26万色表示可能) |
対応ソフト | DS専用ソフト、DSi専用ソフト、DSiware |
充電器 | 充電器 WAP-002(DSi以降の全DSシリーズと同様) |
「ニンテンドーDSiLL」はDSi発売から約1年後の2009年に発売されました。従来機からの上位モデルは一般的に小型化される事が多いですが、DSiLLは液晶画面の拡大に伴い本体サイズが大きくなっており、以降の3DSシリーズでも上位モデルは小型化ではなくサイズをアップさせるパターンを採用しています。
ニンテンドーDSiLLの液晶サイズは面積比で初代DS&DSLite(3.0インチ)の約2倍、DSi(3.25インチ)の1.7倍も大きくなっています。基本的な性能はDSiとほぼ変わりません。
オリジナルカラーは「ダークブラウン」「ワインレッド」「ナチュラルホワイト」「ブルー」「イエロー」「グリーン」が発売されています。DSiLLの中古価格はその他のニンテンドーDSシリーズとほとんど変わらないので、DSソフトでしか遊ばない、大きな画面でプレイしたいという方にはおすすめです。
今回はニンテンドーDSシリーズについて、初代DS・DSLite・DSi・DSiLLの話をしてきました。
初代DS・DSLiteはゲームボーイアドバンスソフトも遊べる、DSi ・DSiLLはGBAソフトは遊べませんが基本性能が向上している、DSiLLは液晶画面が大きいなどそれぞれ特徴があるので、自分の要望に合った本体を選んでいただけたらと思います。
今回紹介したDSシリーズは既に生産終了しているので、新品が欲しい方は個人保管品をネットで購入する形になるかと思いますが、中古品であればどの種類も比較的手頃な価格で販売されています。
3DSシリーズについても知りたいという方は、下の記事に初代ニンテンドー3DS~Newニンテンドー2DSLLまでをまとめているのでそちらをご覧いただけたら幸いです。
以上、歴代ニンテンドーDSシリーズのまとめでした。
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