皆さんが知っているファミリーコンピュータ(赤と白の本体)には、コントローラーのボタンが○(マル)ではなく、□(四角)のものが存在することはご存知でしょうか?
初代ファミコンは、1983年7月に発売されました。私の家にあるファミコンは発売して数年後に買ったものだったので、世間に流通している○ボタンのものでしたが、発売直後の初期製造分のファミコンでは、「四角いボタン」が採用されていました。
大人になってから欲しくなって探し回りましたが、見つけるまでに結構な時間を費やしました。
ボタンの形違いはもちろんですが、○ボタンは材質がご存知の通りプラスチックのボタンなのに対し、□ボタンはゴム製のボタンになっています。ボタンの構造は、丸ボタンでは基盤の上にクッションゴムが敷かれ、その上にプラスチックのボタンが乗せられているという仕様となりますが、四角ボタンは基盤の上にそのままゴム製のボタンが乗せられています。
四角ボタンの押した感触ですが、ゴムといっても硬いゴムが使われているので少し重め、またゴムボタンと周りのプラスチックが擦れて、押した時に「ジュポジュポ」という音がします。使い込んでくるとゴムが劣化してちぎれ、ボタンが取れてしまうことがあったためか、初期生産分以降はご存知の○ボタンに変更となっています。
四角ボタンだけでも希少ですが、その初期生産分(四角ボタン)の中で、1983年7月15日から半年以内に製造されたものに関しては、コントローラーのコードが灰色というレアな仕様となっています。(それ以降は黒色のコード)
また、製造時期によって、
- 基盤
- 外箱側面の写真
- 内容品のACアダプタの形状
- 本体手前のラベル(FAMILY COMPUTER)の素材
- ファミコン本体のプラスチック(底面やカセットの開閉パネル)の質感
などに違いがあります。
家にあるファミコン本体の底面素材は、四角ボタン(右)がツルツル、○ボタン(左)はザラザラとしていて材質が異なりました。ボタン以外の部分でも発売時期で様々な違いがあります。
この四角ボタンや灰色コードのファミコンは生産台数が少ないので、高値で取引されていることが多くあります。皆さんの自宅に眠っているファミコンは、初期型のファミコンだったり・・・?
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