今回は任天堂から発売された歴代の「ニンテンドー3DS&2DSシリーズ」について、性能や特徴、対応ソフトなどをまとめてみました。それぞれの本体で何が違うのか、どの3DS・2DSを選んだらいいか分からないという方は参考にしていただけたらと思います。3DS以前に発売された「ニンテンドーDSシリーズ」については下の記事にまとめてあるので、DSシリーズについて知りたいという方はそちらの記事をご覧ください。
ついに時代は3Dへ。スライドパッドも初搭載「NINTENDO 3DS」
本体名 | ニンテンドー3DS |
発売日 | 2011年2月26日 |
定価 | 14286円+税 |
本体サイズ | 縦74mm×横134mm×厚さ21mm(折りたたみ時) 重さ 約235g |
液晶サイズ | 上画面:3.53型 下画面:3.02型 |
充電器 | WAP-002 (全DSiシリーズ、3DSシリーズ、2DSシリーズで同様) |
特徴 | 3D液晶、スライドパッド搭載、3DSシリーズのノーマルモデル |
ニンテンドーDSiLLの次世代機として2011年に任天堂から発売された「ニンテンドー3DS」。前機種の特徴はそのまま、上画面に3D液晶ディスプレイを採用(2Dとの切り替え可能)、これまで十字キーだけだった操作ボタンには「スライドパッド」が追加されました。3DS本体の登場に合わせて「ニンテンドー3DSソフト」が発売されますが、このソフトは以前の任天堂DSシリーズではプレイする事は出来ません。
オリジナルカラーは2011年にアクアブルー/コスモブラック/フレアレッド/ミスティピンク/アイスホワイトが発売され、2012年以降も6種類のカラーが追加で発売されています。3DSソフトで初めて遊ぶという方には馴染みやすいシンプルな本体で、シリーズの初代となるため中古品であれば比較的手頃な値段で購入する事が出来ます。
上位モデルは小型化ではなく大型化「NINTENDO 3DSLL」
本体名 | ニンテンドー3DSLL |
発売日 | 2012年7月28日 |
定価 | 18000円+税 |
本体サイズ | 縦93mm×横156mm×厚さ22mm(折りたたみ時) 重さ 約336g |
液晶サイズ | 上画面:4.88型 下画面:4.18型 |
特徴 | 大画面液晶、LLシリーズの中でもカラーやデザインの可愛い本体 |
DSi→DSiLLと同様に、ニンテンドー3DSでも大画面モデルの「ニンテンドー3DSLL」が2012年に発売されました。液晶サイズは3DSと比べて面積比1.9倍とかなり大きく迫力があります。基本性能は前機種と比べて大きな変化はありません。
3DSのオリジナルカラーは単色でしたが、3DSLLではホワイト、ブラックの他にレッド×ブラック/シルバー×ブラック/ピンク×ホワイト/ブルー×ブラック/ミント×ホワイトなど2カラーの本体が多く発売されました。
発売から時間が経っていて中古品の相場もかなり下がっているのでおすすめの本体ですが、大人の手で持っても多少の大きさ・重さを感じるので、その辺も頭に入れておいていただけたらと思います。
3D描写の向上、Cスティック・ZL/ZRボタンが搭載された「New NINTENDO 3DS」
本体名 | New ニンテンドー3DS |
発売日 | 2014年10月11日 |
定価 | 16000円+税 |
本体サイズ | 縦80.6mm×横142mm×厚さ21.6mm(折りたたみ時) 重さ 約253g |
液晶サイズ | 上画面:3.88型 下画面:3.33型 |
特徴 | Cスティック/ZLボタン/ZRボタン搭載、3Dブレ防止機能、きせかえプレートetc |
ニンテンドー3DSの上位モデルとして2014年には「New ニンテンドー 3DS」が発売されました。
これまでの3DSと大きく変わった部分は、
- 旧3DS・3DSLLの周辺機器「拡張スライドパッド」の「Cスティック」「ZLボタン」「ZRボタン」を本体に追加
- CPUの向上で読み込み速度を含めた性能アップ
- 3Dブレ防止機能を搭載し3D映像がより楽しみやすくなった
- NFC(近距離無線通信)に対応し、本体だけで「amibo(アミーボ)」を使える(初代3DS・3DSLL・2DSではamiboの利用に周辺機器のNFCリーダー/ライターが必要)
- 同じく発売された「Newニンテンドー3DS専用ソフト」を遊ぶ事が出来る(初代3DS・3DSLL・2DSでは不可)
- 明るさ自動調節機能が追加
- 下画面のサイズがLLシリーズを除いた本体の中で一番大きい(3.33型)
などが挙げられます。
オリジナルカラーはホワイトとブラックしかありませんが、New ニンテンドー3DSでは別売りの「きせかえプレート」を使って本体表面を自分色にカスタマイズする事が出来ます。
3DSのすべてがつまった集大成「New NINTENDO 3DSLL」
本体名 | New ニンテンドー3DSLL |
発売日 | 2014年10月11日 |
定価 | 18800円+税 |
本体サイズ | 縦93.5mm×横160mm×厚さ21.5mm(折りたたみ時) 重さ 約329g |
液晶サイズ | 上画面:4.88型 下画面:4.18型 |
特徴 | Newニンテンドー3DSに搭載された新機能+大画面液晶 |
「Newニンテンドー3DSLL」はNewニンテンドー3DSと同日に大画面モデルとして発売された本体です。Newニンテンドー3DSとNewニンテンドー3DSLLの基本性能はほぼ変わりませんが、液晶サイズが一回り程度大きくなっています。
オリジナルカラーは、メタリックブルー/メタリックブラック/パールホワイト/メタリックレッド/ライム×ブラック/ピンク×ホワイトの6種類です。スペックが高く大きな画面で3DSソフトをプレイしたいという方はNew3DSLLが最上位候補になると思いますが、故にシリーズの中でも中古品の値段は高くなっています。
3D機能を削除した低価格モデル「NINTENDO 2DS」
本体名 | ニンテンドー2DS |
発売日 | 2016年9月15日 |
定価 | 9800円+税 |
本体サイズ | 縦127mm×横144mm×厚さ20.3mm 重さ 約260g |
液晶サイズ | 上画面:3.53型 下画面:3.02型 |
特徴 | 2D液晶、Cスティック・ZL/ZRボタンなし、低価格 |
2016年に発売された「ニンテンドー2DS」は、3D機能や折りたたみ式、Cスティック/ZL/ZRボタンを削除し、スピーカーをステレオからモノラルに、New3DS専用ソフトは遊べないなど、機能をカットして価格を下げたエントリーモデルとなります。任天堂が携帯ゲーム機で廉価版を発売するのは珍しいですが、 これまで3DSシリーズで遊んだことのなかった方には最低限の機能は備えていて低価格という手に取りやすい製品です。
オリジナルカラーはブルー/レッド/クリアブラック/ピンク/ラベンダーの5種類となっています。DSの操作に慣れている方だと、最初のうちはL・R含めボタンや画面の位置に少し違和感を感じるかもしれません。
Newニンテンドー3DSLLの2Dバージョン「NINTENDO 2DSLL」
本体名 | New ニンテンドー2DSLL |
発売日 | 2017年7月13日 |
定価 | 14980円+税 |
本体サイズ | 縦86.4mm×横159mm×厚さ20.8mm(折りたたみ時) 重さ 約260g |
液晶サイズ | 上画面:4.88型 下画面:4.18型 |
特徴 | 2D液晶、Cスティック・ZL/ZRボタン搭載、軽量、低価格 |
2017年に発売された「New ニンテンドー2DSLL」は「New ニンテンドー3DSLL」から3D機能、明るさ自動調節機能などをカットした低価格モデルで、液晶サイズはそのまま(4.88インチ) 薄型・軽量化された本体となります。
オリジナルカラーはブラック×ターコイズ/ホワイト×オレンジ/ブラック×ライム/ホワイト×ラベンダーの4種類です。LLシリーズは液晶サイズと比例して本体も大きく重いという部分がネックでしたが、New2DSLLは薄型・軽量化で非常に持ちやすく、大画面で性能もNew3DSとほぼ変わらないので3D表示機能は使わないという方であればおすすめの本体です。
Nintendo 3DS・2DSシリーズの対応ソフト表
※DS/DSiソフトを3DSシリーズでプレイしても3D表示にはなりません。
※2DSシリーズで3DSソフトをプレイしても3D表示にはなりません。
今回は任天堂の歴代3DS・2DSシリーズについて話をしてきました。初代3DS~New2DSLLまで、それぞれで形や性能が違うのでご自身が気に入る本体を見つけてもらえたらと思います。中古品であれば実店舗でも取り扱いが多い状態ですが、3DS・2DSシリーズは既に生産終了しているため、新品が欲しい方はネットサイトでの購入になるでしょう。
以上、歴代3DS・2DSシリーズのまとめでした。
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