今回はファミコンの「ツーコン(2Pコントローラー)」にスポットを当ててみたいと思います。
2コンといえば、「マイクが付いている」というのが大きな特徴と言えるでしょう。
このマイクが付いた理由は、「コストの問題で2Pからはスタート/セレクトボタンを外したが、外観が安っぽかったため、予算内でマイク機能を付けることにした」という説や、「開発時にこのマイクを何かに使おうという考えはなかったが、将来的に何か役に立ちだろうという曖昧な理由」など諸説あります。
余談ですが、この2Pマイクの穴は計23個ついていますが、実際に空いているのは左上の1個のみ、またマイクといっても音声の認識、音程の判別をする機能は備わっていませんでした。
このマイクは何に使うの?という方もいると思うので、このマイク機能が必須・また裏技やゲームを円滑に進めることが出来るようになるソフトを紹介したいと思います。
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「ゼルダの伝説」(1986/任天堂)
マイクに向かって叫ぶことで、耐久力が高く剣などの攻撃も数回与えないと倒せないモンスターの「ポルスボイス」を簡単に倒すことが出来る。
「バンゲリングベイ」(1985/ハドソン)
戦闘機をスクランブルさせ、攻撃機も戦闘機となってヘリ掃討任務にあてることが出来る。
「仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド」(1988/バンダイ)
ブロックを破壊して出てきた風車にマイクで息を吹きかけると、風車が回ってライフが全回復する。ライダールーレットで勝ち続けることが出来る。
「たけしの挑戦状」(1986/タイトー)
クリアの条件に「パチンコの最中にIIコントローラーのマイクで叫ぶ」、「宝の地図を出す際に5分経過後から10分経過する前にIIコントローラーのマイクに向かって叫ぶ」がある。カラオケ店でマイクを使って歌い、高得点を出さないと先に進めない。
「ドラえもん」(1986/ハドソン)
隠し部屋でジャイアンがいる時にマイクを使用することで、一度だけ画面上の敵を全滅させる。野沢プログラマー、ドラミちゃんを出現させる。ボスキャラクター(オロロン岩・ビッグロボシップ・ケンタウルス)に対しても瞬時に倒せる。
「スターソルジャー」(1986/ハドソン)
裏ステージを出すことが出来る。ステージ3で連射パネルを出現させる。
「爆笑!!人生劇場」(1989/タイトー)
アイドルになるため条件のカラオケ・歌手オーディションで必要。
「スターラスター」(1985/ナムコ)
スターノイドを呼び出し、エネルギー補給が出来る。
「ファミリーベーシックV3」(1985/ハドソン・SHARP)
マイクに音を入力し、画面上のハートマークを塗りつぶして完成させるゲームがある。
「爆笑!!人生劇場2」(1991/タイトー)
高校入学時にある試験で必要。 人生劇場1同様、カラオケ・歌手オーディションで必要。結婚時に2コンのマイクで叫ぶと「ちょっと待ったコール」がかかり、運や愛情によって相手から婚約を破棄されることがある。
「光神話 パルテナの鏡」(1986/任天堂)
ゲーム内のお店でマイクを使うことにより価格が変動する。
「タッグチームプロレスリング」(1986/ナムコ)
CPUにやられそうになった時にマイクに叫ぶと味方がハリセンを持って助けに来てくれる。
「ゾンビハンター」(1987/ハイスコア)
タイトル画面 で2Pのマイクに息を吹きかけると、タイトルロゴの炎をあしらった部分が一瞬消える
「熱血高校ドッジボール部」(1988/テクノスジャパン)
ゲームモード選択画面で、くにおくんがウサギ跳びで画面真ん中に来た時にマイクで叫ぶと、くにおくんがこっちを向く。またくにおくんが画面外へ出てからマイクで叫ぶと、くにおくんが上から落ちてくる。
「がんばれゴエモン2」(1989/コナミ)
おみくじ屋で「2回は引けません」と言われ時にマイクを使うとおみくじが2回引けるようになる。
「ナイトガンダム物語」(1990/バンダイ)
試練の洞くつに入り、2Pのマイクに叫ぶと正しい道が出現する。
「消えたプリンセス」(1986/イマジニア)
マイク入力が必要なイベントあり。(マイクがなくてもクリアする方法あり)
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意外にもゲーム中に2Pマイクを使えるソフトが多くあります。
NEWファミコン(AV仕様ファミコン)では、2Pのマイク機能が削除されていますが、コントローラーⅡの十字下+Aボタンや、セレクトボタンを押すことでマイクに音を入力したと同じ効果が得られます。(すべてのソフトで試したわけではないです 汗)
「このソフトやったことがあるのに、マイクを使ったことがなかった!」という方は、この機会に2コンマイクを使用してもう一度プレイしてみてはいかがでしょうか?
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