今回は、Nintendo Switchコントローラーである「Joy-Con(L)」の故障について。
ニンテンドースイッチも発売から数年が経ち、ジョイコンの不具合もよく耳にしますし、フリマサイトなどでも、故障・要修理のジョイコンを数多く目にするため、壊れやすいコントローラーに分類と言えると思います。
コントローラーとしては小さく、少し華奢な作りに感じますが、搭載されている機能は多く(HD振動/加速・ジャイロセンサー/NFC等)、値段も高いため、故障しても自前修理で安く済ませるならそうしたいという人も多いと思います。
この記事では、ジョイコンのスティック関連の不具合(誤動作/誤入力/動かない/勝手に動くetc)でお困りの方向けに、ジョイコンL(左)のスティック交換方法について解説したいと思います。(当記事は症状の原因などを説明するもので、分解や修理、またその製品の使用を推奨するものではございません)
ジョイコンL(左)とR(右)では、構造・分解方法が異なります。R(右)スティックの交換はこちら。
修理・分解の前に確認すること
ジョイコンのスティックが勝手に動く、また動かないなどという症状が出ている方は、分解や修理をする前にシステムのバーションやスティック補正を確認し、それでも症状が改善しない場合には次のステップを考えましょう。
任天堂の公式サイトで、スティックが勝手に動く・一部のボタンが反応しない場合の修理前対応が記載されています。
【Switch】スティックが勝手に動いたり、一部のボタンが反応しなかったりします。
Joy-Con(L)のスティックを交換する方法
上記公式の対応でも不具合が改善しない場合には、自分でジョイコンのスティックを交換するという方法もあります。ここではスティックの交換方法について説明していきます。
スティック修理で用意するもの
通販サイトのAmazonなどでは、ジョイコンのスティック修理キットが数多く販売されています。そのくらい故障しやすい・不具合が多いということも言えるでしょう。
コントローラーのスティックはL・Rとも部品は変わりません。私が購入したのはこちらの修理キットとなります。
ジョイコン・修理キットで検索すると種類も多く、どれを選んだらいいか分からないという方もいると思いますが、どれも品質は変わらないものと考えて良いでしょう。
必須なのは、交換用スティック、Y字・十字ドライバーとなりますが、ピンセット・プライバー(先の平たいプラスチック工具)はあったほうが断然分解しやすいです。
今後またスティックが壊れる可能性があるので追加スティック+1、ネジはなくすかもしれない、スティックが傷むのでアタッチメントを付けたいという理由でこのセットを選びました。
修理キットを購入してしまえば、その他に自分で用意するものはありません。
Joy-Con(L)のスティック交換方法
それでは実際に交換していきたいと思います。Lコン・Rコンともにスティック部品は同じですが、分解方法は異なります。
①ジョイコン裏面のネジ(○で囲んだ4ヶ所)をY字ドライバーで外します。
②プライバーをコントローラーの隙間に入れて蓋を外します。この際、コントローラーの内側(レール側)には配線があるので外側から蓋を外していってください。
③バッテリーを外します(バッテリー下には両面テープが付いているので少し外しにくくなっています)下部に配線が付いているので切らないように気をつけてください。
④バッテリーの配線を基盤から外します。コネクタ部を持ち上げると簡単に外れるようになっています。爪楊枝などで持ち上げるようにすると簡単に外れますが、ドライバーや手で持ち上げても外れます。
⑤バッテリー下のネジ5ヶ所(○で囲んだ部分。○の色でネジの長さが違うので戻すときに注意してください)を外したら、ZLボタンをずらします(基盤と配線で繋がっているので引っ張らないように)
⑥○印で囲まれたコネクタを外します(スティック取り外しに邪魔なため)
⑦○印で囲まれたネジ・コネクタ3ヶ所を外します。
⑧これでスティックを取り外すことが出来ます。
ここまでで折り返しとなりますので、以降は手順をさかのぼってもらえれば交換完了です。
④、⑥、⑦の3ヶ所でコネクタを外しているので必ず戻すこと、ネジは全部で11本外しているので、ちゃんと元の場所に同じネジを戻しましょう(一番最初に外したネジのみY字。⑤でZLボタンを外す時のネジ5本は長さが2種類)
今回は、ニンテンドースイッチのコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」のLスティック交換について解説していきました。
そこまで難しい修理ではありませんが、ちょっと自分には…という方は、故障したジョイコンでも部品取りなどで結構需要があるので、フリマアプリなどで売却して、そのお金を新しいジョイコンの資金にするのも良いと思います。
以上、Joy-Con(L)のスティック交換方法でした。
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