PS2のコントローラー(DUALSHOCK2)で、操作していないのにキャラやカーソルが勝手に動く、逆に全く動かないという不具合が出ることがあります。今回はプレステ2のコントローラーが勝手に動く・動かない原因や対処法について話をしていきたいと思います。

PS2のコントローラーが勝手に動く原因と対処法

アナログスティックのニュートラルポジションがずれている

PS2のアナログスティック

プレステ2本体にコントローラーを接続する時に、アナログスティックに手や物が触れていると、ニュートラルポジションがずれた状態でセットされキャラクターなどが勝手に動くという事があります本体電源を入れてコントローラーのANALOGランプが赤く点灯したら、左右のスティックを外回りにグルッと回すことでポジションが元に戻るので、この方法で症状が改善することがあります

フレキシブル基板を抑えているスポンジのへたり

PS2のコントローラーはボタンを押すと、その信号が内部のフレキシブル基板を通してメインの基盤に伝わります。

フレキシブル基板とメイン基板の接地部分
両基板を密着させるスポンジ

コントローラーの背面カバーについているスポンジが押す形で、フレキシブル基板とメイン基板の端子が密着するという構造ですが、このスポンジがヘタる(薄くなる)と端子の密着がずれてしまい、勝手に動くという症状が出ます。(スポンジが端子を密着させるという構造ではないDUALSHOCK2もあります)

スポンジの下に詰め物をして厚みを持たせ、フレキシブル基板とメイン基板の端子がしっかり密着するように出来れば、勝手に動くという症状が改善する場合があります

PS2のコントローラーが動かない原因と対処法

PS2本体&コントローラーの端子の汚れ・劣化

PS2本体とコントローラーの端子

プレステ2本体のコントローラー挿し込み口と、コントローラーの端子の金属が汚れていたり劣化していると、通電が出来ずにコントローラーが動かないという事が起こります。端子の汚れ・劣化が原因の場合には、接続部に接点復活材を吹きかける事で改善する事があります。

コントローラーのコードの断線

コントローラーを長期間使用していたり保管方法が悪いと、コード内部が断線してしまうことがあります。被膜で覆われているので内部の断線は見た目では分かりませんが、コントローラーのANALOGボタンを押してもランプが光らない場合は通電が出来ていないので、端子の汚れ・劣化、断線が動かない原因と考えられます。断線が疑われる場合はコントローラーの買い替えを検討しましょう。

特定のボタンが動かない原因と対処法

フレキシブル基板と導電性カーボン

ボタンを押すと、写真のフレキシブル基板とプラスチック上の黒い丸(導電性カーボン)が接触して反応する仕組みとなっていて、ボタンゴムのへたりはないのに特定のボタンが反応しない場合は、このカーボン部分の汚れやすり減りが原因の可能性があります。綿棒で汚れを取ったり、鉛筆の芯(カーボン)を薄く塗ることで一時的に改善する場合もありますが、分解する事で状況が悪くなることもあるので注意が必要です。

 

今回はPS2のコントローラーが勝手に動く、動かない原因と対処法などの話をしてきました。PlayStation2も発売からかなりの年月が経ち、コントローラーの故障や不具合も少なくありません。プレステ2のコントローラーは互換品も多く、比較的安値で販売されているので、買い換えた方が早いなという場合は互換品を検討するのも良いかもしれません。

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