今回は、任天堂から発売されたゲームボーイソフト「ポケットカメラ」について。
カセットの上部に180度回転する丸いカメラが付いているのが印象的で、当時まだ子供だった自分は、カメラが身近な存在ではなかったため、感動しながら友達と写真を撮りまくった記憶があります。この記事では「ポケットカメラ」が、どんな遊び方の出来るソフトだったかについて話をしていきたいと思います。(使用している写真には、映像が分かりやすいようにスーパーゲームボーイでポケットカメラをプレイしている写真が含まれます)
ポケットカメラの概要
「ポケットカメラ」は任天堂から1998年2月21日に発売されたカメラ機能付きのゲームボーイソフトです。販売価格は5500円(税別)。
カラーバリエーションは「レッド」「イエロー」「グリーン」「クリアパープル」で、ポケットカメラ発売年の1998年に流通していた「ゲームボーイポケット」で発売されたカラーの一部と同じ色になります。
カメラ機能を利用して写真を撮る/見るモードと、ミニゲームで遊ぶモードがメインとなり、撮った写真は通信ケーブルを使って友達と交換出来たり、別売りの「ポケットプリンタ」で印刷する事も可能でした。(その他にも約70のゲームボーイタイトルで印刷に対応)
ポケットカメラのカメラ機能を使った遊び方
ポケットカメラのカメラ機能を使った遊び方を簡単に説明したいと思います。
カメラで写真を撮る
ホーム画面で「とる」を選択すると、カセットの上部に付いた180度回転するカメラを使って写真を撮る事が出来ます。撮った写真は30枚まで保存可能、画質に関しては20年以上前の製品のため、さすがに歴史を感じます(苦笑)
ただ写真が撮れるだけではなく、「アイテム」を使うとセルフタイマーや連続写真を撮れるほか、「まほう」を使えば、写真の反転・拡大・分割・合成など特殊な写真を撮る事も出来ます。「ゲームモデル」で撮った写真は、後ほどお話しするミニゲームのキャラクターの顔として使います。
撮った写真を見る
ホーム画面で「みる」を選択すると、アルバムに保存した写真を見れるほか、スライドショーにして写真を見たり、編集してアニメーションを作ったり、効果音や画面効果を設定することも出来ます。
撮った写真を加工する
撮った写真には絵を書いたり、スタンプを押したり、18種類のフレームを付けたり、コメントを入力する事が出来ます。
ポケットカメラで遊べるミニゲーム
ホーム画面で「あそぶ」を選択すると「SPACE FEVERⅡ」というシューティングゲームが始まります。
スタートしてすぐ、体に文字が描かれたキャラクターが現れ、そのキャラクターを打ち落とすと別ゲームへ、そのままキャラクターがいなくなるのを待つとシューティングゲームの「SPACE FEVERⅡ」がスタートします。
体に文字が描かれたキャラクターを打ち落として始まるミニゲームには、
- 「B」=BALL/宙に浮いたボールを落とさないように拾い続けるゲーム
- 「D」=DJ/DJになって作曲が出来るゲーム
- 「?」=RUN!RUN!RUN!/この「?」は、 SPACE FEVERⅡで2000点以上取ると出現する障害レースです。中古品でポケットカメラを購入した場合には、既にこのゲームが出現している場合が多いかもしれません。
これらのミニゲームに出てくるキャラクターには、カメラで撮った自分の顔を反映させて使う事が出来ます。(ホーム画面の「とる」→「まほう」→「ゲームモデル」から)この記事のミニゲームのキャラクターは私が撮ったマリオになっていますが、自分の顔をしたキャラクターがミニゲームをやっているのを見るとちょっとおもしろいのでやってみてください。
今回は、任天堂から発売された「ポケットカメラ」について話をしてきました。現代ではスマホを含めて、カメラが手元にあるのが当たり前の世の中ですが、発売当時はこのポケットカメラでめちゃくちゃテンションが上がった思い出があります。ポケットカメラを使ってみたら、現代のカメラ機能との違いに驚くと思いますが、昔の良さも感じられると思います。気になった方はぜひ遊んでみて下さい。
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