今回は、任天堂から1986年に発売された周辺機器「ファミリーコンピュータディスクシステム」について。
2020年のコロナ禍で自粛ムードが世間に広まった際、お家時間でゲームを楽しむという人も増え、新作ゲームよりも手頃な値段で手に入るオールドゲーム機に注目が集まりました。
ディスクシステムってかなり昔のゲーム機だけど、いまの環境でもプレイ出来るの?遊ぶには何が必要だっけ?と思われる方もいると思うので、この記事では、ディスクシステムとはどんなゲーム機か、遊ぶために必要なもの、ディスクシステムの接続方法について話をしていきたいと思います。
ディスクシステムとはどんなゲーム機か
ディスクシステムは、ファミリーコンピュータが発売された3年後の1986年に発売された周辺機器となります。価格は15000円と高く(ファミコンは14800円)、独自のディスクカードをソフトとし、198タイトルが発売、5000万本以上のソフトを売り上げました。
あくまでもファミコンの「周辺機器」という事で、単体では遊ぶことは出来ず、ファミコンと接続して起動、コントローラーもファミコンに接続されたコントローラーを使用します。
購入を検討されている方に1つお伝えしておきたいのが、ディスクシステムではディスクドライブ内(ソフトを読み込む部分)の「ウレタン製平ベルト」というゴムベルトの駆動を用いてソフトを読み込みますが、現存しているほとんどの本体で、このベルトが劣化による溶解・硬化し、正常に動作しなくなっています。
「そうしたら、もうディスクシステムで遊べないの?」となる所ですが、劣化したベルトを新品に交換して販売している業者も多く見受けられます。「修理」や「分解」を敬遠される方もいるかもしれませんが、ディスクシステムに関しては、現在ではそれをしないと遊べないものとお考えいただいた方が良いでしょう。
ネットサイトのアマゾンでも、商品説明を見ると「ベルト交換済み」で評価の高い販売業者が見られますので、そういった所から検討してみてください。
ディスクシステムで遊ぶために必要なもの
ディスクシステムで遊ぶために必要なものですが、
- ファミリーコンピュータ本体
- RFスイッチ
- ファミコン用ACアダプター
- ディスクシステム本体
- RAMアダプタ
- ディスクドライブ専用ACアダプタ(もしくは単2形乾電池6本)
以上のものが必要となります。昔のゲーム機なのでちょっと必要なものが多くなっています。
ディスクシステムの接続方法
まず初めに、使用するテレビが「ブラウン管テレビ」「アナログ液晶テレビ」「地デジ/アナログ両対応の液晶テレビ」の場合には、初代のファミコン(赤白のファミコン)が使用出来るので問題ありませんが、「地デジ専用液晶テレビ」では、初代のファミコンが使用出来ないのでご注意ください。
地デジ専用のテレビでディスクシステムをプレイする方法については別の記事で解説しています。
ディスクシステムの接続方法は以下の手順になります。
- ファミコンにACアダプターとRFスイッチを繋ぎ、アダプターをコンセントに、RFスイッチをテレビのアナログアンテナ端子に接続する。
- ディスクシステムに専用アダプタとRAMアダプタを繋ぎ、専用アダプタをコンセントに、RAMアダプタをファミコンのカセット端子に差し込む(専用アダプタは乾電池でも可能)
- ファミコン背面のスイッチを「GAME:CH1」にセットし、テレビのチャンネルを「アナログ放送」の1チャンネルにする(2チャンネルを使用する場合や、映像が写らない場合はスイッチを切り替えて試してください)
- ファミコンの電源をONにし、ディスクシステムにディスクカードをセットすれば完了です。
今回は、任天堂のディスクシステムの概要や遊ぶために必要なもの・接続方法について話をしてきました。当時は高くて手が出なかったという人も、現在では中古品であれば手の届く値段で購入することが出来ます。子供の頃に買えなかったソフトや、クリア出来なかったソフトを大人になって楽しんでみてはいかがでしょうか。
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