任天堂のゲーム機「ファミリーコンピュータ」は、「初代ファミコン(赤白本体)」と「NEWファミコン(AV仕様)」の2種類が1983年と1993年に発売されています。久々にファミコンソフトで遊びたいと思った時に、初代ファミコンとニューファミコンのどちらを選んだらいいか分からないという方もいると思うので、それぞれの違いや比較などについて話をしていきたいと思います

初代ファミコンとニューファミコン 外観の違い

「ファミリーコンピュータ」と言われれば、初代ファミコンの赤と白の本体を頭に思い浮かべる人が多いと思います。この配色が印象的で、コントローラーは背面に繋がっており本体へ収納可能、イジェクト用レバーが付いているのが特徴です。対してNEWファミコンは、初代ファミコンよりも落ち着いた印象で薄いグレーの外観。おもちゃっぽさを減らしたとも言われていますが、すでに発売されていたスーパーファミコンのカラーリングとも似ています。

同じファミコンでも写真のようにかなり外観が違うので、購入を考えている方は見た目の好みで選ぶというのも1つかもしれません。

初代ファミコンとニューファミコンのサイズの違いにも触れておきますが、

  • 初代ファミコン:約 縦21×横15×高さ4.5cm 重さ 約610グラム(コントローラー含む)
  • NEWファミコン:約 縦18×横15×高さ5cm 重さ 約642グラム(コントローラー含む)

となっています。ニューファミコンの方が多少コンパクトですが、横に並べてもほとんど違いは感じられません。

初代ファミコンとニューファミコン コントローラーの違い

本体外観と同様に初代ファミコンとニューファミコンでは、コントローラーの仕様も大きく変更されています。

初代ファミコンのコントローラーは四角く薄いのに比べ、NEWファミコンのコントローラーは丸く、裏面には少し膨らみを持たせており、手になじみやすくなっているのが特徴です。初代のコントローラーは金色のパネルが表面に貼り付けられていましたが、ニューファミコンのコントローラーは十字キーを除いて本体のカラーと全く同じとなっています。

コントローラーの主な違い

  • 初代コントローラー…四角い・薄い・ABボタンが並行・2Pにスタート/セレクトがない・2Pにマイクが付いている・コードが本体の後ろから繋がっている(分解しないと着脱不可)
  • NEWコントローラー…丸い、裏面に膨らみ、ABボタンが斜め配置、2Pにもスタート/セレクトがある、★2Pからマイクが削除、コントローラーは本体の手前より着脱可能

いくつかのソフトでは初代ファミコンの2コンのマイクを使用することで、呼び出せるキャラや技・アイテムなどがありましたNEWファミコンではマイクが削除されていますが、2コンの「下+A」の同時押しやセレクトボタンで同様の効果を起こすことが出来るようになっています

初代ファミコンのコントローラーは形がシンプルだからこそ、本体に収納できるというのはポイント高いと思いますし、ニューファミコンはコントローラーが着脱式なので、不具合が出たらコントローラーだけ買い換えれば解決するというのは非常に重要なポイントかなと思います。

RFスイッチとAVケーブル 接続するケーブルの違い

左:RFスイッチ 右:AVケーブル

初代ファミコンはRFスイッチ、ニューファミコンではAVケーブルと、ファミコン本体に接続するケーブルが異なります(ACアダプターは同じ)

RFスイッチは今のテレビ(地デジ専用テレビ)に接続しても、ファミコンの映像を映し出すことは出来ません。初代ファミコンが遊べるテレビについては過去の記事で解説しているので、もし知りたい方はそちらをご覧ください。

初代ファミコン本体は今のテレビで遊べる?接続方法は?RFスイッチ、VHF/UHF、HDMI…

NEWファミコン&AVケーブルは映像も安定し、音声もステレオとなりますが、初代ファミコン&RFスイッチは音声はモノラルで、映像も安定しない時があるというのは購入するうえで覚えておきたい所です。

初代ファミコン・ニューファミコンで使える周辺機器

現行機ほど数は多くありませんが、ファミコン・ニューファミコンでも周辺機器が販売されていました。その中からいくつか紹介したいと思います。周辺機器は本体の拡張端子に接続します(一部例外あり)

ジョイカードMK2
ホリコマンダー

ジョイカードMK2は1986年にハドソンから、 ホリコマンダーは1987年にホリから発売されました。ともに連射機能を追加した周辺機器ですが、ジョイカードMK2 、ホリコマンダーで形状・連射回数が違います。カラーリングは初代ファミコンのコントローラーと同じなので、ぜひとも一緒に使いたい周辺機器ですね。

NEWファミコン向けにおすすめの周辺機器は「NEWホリコマンダー」です。

ファミコンの周辺機器は初代のカラーリングに寄せた物が多いですが、NEWホリコマンダーのカラーはグレー。本体右側の拡張端子ではなく、コントローラーの差し込み口に接続するニューファミコン専用の周辺機器となります。

初代ファミコンとNEWファミコンの違いや比較の話をしてきましたが、これからファミコンソフトで遊びたいという方の本体選びのヒントになれば幸いです。ファミコンは発売からかなりの年数が経っているため、新品はなかなか手に入りません。中古品は状態や不具合が心配という方は「レトロフリーク」などの互換機であれば新品を購入する事ができ、メーカーの保証もつくので安心です。

ファミコン本体を選ぶ際は、レトロフリークなどの互換機も選択肢に入れても良いかもしれません。

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