PS2の初期型(SCPH-10000)が2000年に発売されてから、もうかなりの月日が経ちます。

未だにバリバリで動いている方がすごいと思いますが、様々な症状の動作不良も耳にすることが多くなりました。今回はプレステ2で起こる故障の内容・原因・対応策についてまとめてみました。

ディスクを認識しない

対応ディスク(PS2青/銀、PS1、DVD、CD)を認識しなくなったというのは、一番良く耳にする症状です。 原因としてはまず最初に、ディスクを読み込むレンズ上のホコリ・汚れを疑いましょう。レンズからでるレーザーがホコリや汚れによってディスクまで届かなくなってしまいます。

薄型PS2(SCPH-70000~90000)の場合では、ディスクトレーを開くとレンズが表に出ているので、綿棒を使って表面を軽くクリーニングします。厚型PS2(SCPH-10000~55000)の場合はレンズを直接拭くことは出来ないので、市販のレンズクリーナーなどを使用してクリーニングし、再度試してみるのが良いでしょう。

※経験上、レンズクリーナーを使用しても、読み込みできない場合ありました。試す価値はあるかと思いますが動作不良の状態によりけりです。

読み込み不良の中でも、「対応ディスク全てが急に読み込まなくなった」という場合には、ディスクドライブの故障が考えられ、買い替えの検討が必要となります。

対応ディスクの中で、「特定のディスクが読み込まない」という場合にはピックアップレンズの劣化で、各ディスクを読み込む際に出るレーザーの出力が弱まっていることが原因と考えられます。


薄型PS2のピックアップレンズ


レンズ裏面の出力調節ネジ

この場合には本体を分解し、ピックアップレンズを交換するか、レンズ裏にある出力調整ネジを回して出力を上げてみる方法があります。

電源が入らない

電源コードを本体に繋いで、赤ランプすら点灯しない場合には本体の故障が考えられます。

ただし、70000番台(薄型)の場合では、電源供給にACアダプタを使用しますが、本体の差し込み部分(メス側)の作りが弱く、端子を留めているハンダが取れてしまったことで赤ランプが点灯しないことがあります。その場合にはハンダを付け直す修理が出来れば再度使用することが可能です。


70000番台のアダプタ差し込み口


差し込み口裏のハンダ部分 3ヶ所留められていますが、このハンダが割れて通電不良になる

本体から異音がする

本体の左側から異音がする場合には冷却ファン、右側の場合にはディスクユニットが原因と考えられます。


90000番の冷却ファン

左側の冷却ファンの場合には、その中にゴミやホコリが入ったり、サビたりしていることが多くの原因です。ファンの掃除には分解が必要ですが、それらの原因を取り除くことで異音の改善に繋がります。


薄型のディスクユニット

右側のディスクユニットの異音ですが、この場合はガーガーと大きな音が鳴り、ディスクも読み込まないことがほとんどです。薄型の本体でよくある症状ですが、その原因を解説すると、ディスクトレーを閉じた際にモーターが動き出すと同時にピックアップレンズが前方に降りてきます。

レンズ手前には小さなスイッチが付いており、最下部まで降りた時にそのスイッチが押され、モーターが止まるという仕組みですが、そのスイッチの反応が悪くなってしまった場合にモーターが動き続けるため異音が発生するという流れになります。


ピックアップレンズのスイッチ

この場合にはスイッチ部に接点復活剤を吹きかけることで改善が見込めます。

封印シールについて

上記のような症状の中には分解・修理が必要なものもあります。
その際には、本体の背面・底面に貼られている「封印シール(本体が分解されていないことを示すシール)」を剥がすことになります。このシールはメーカーのアフターサービスを受けるために貼ってある必要がありましたが、現在PS2ではサービスを終了しているので、剥がしてしまっても直接関係はありません。


本体に貼られている封印シール

しかしながら、店舗等でPS2本体を買取してもらう場合には封印シールがないと買取してもらえない・もしくはかなり減額されることが多く、また自分でオークションやスマホアプリで売却する際にも、封印シールがないと分解して直せなかったもの・内部部品が抜かれている可能性があるものなどと相手から懸念されることもあります。

分解や修理に自信がない方は無理に手をつけず、現状のまま売却しそのお金で買い替えを検討するのもひとつの方法でしょう。以上、PS2の故障の内容・原因についてのまとめでした。

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