今回はプレステ2で後期型と呼ばれる薄型PS2(SCPH-70000,75000,77000,79000,90000)の型番での違いや、PS2の薄型で壊れやすい型番について話をしていきたいと思います。
PS2薄型 SCPH-70000~SCPH-79000の違い
PS2 SCPH-70000
PS2の70000番は後期型と呼ばれる薄型PS2で最初に発売された型番です。厚型PS2の重量2.0kg→約900gまで軽量化、体積は1/4以下に小型化されました。厚型PS2との違いは自動だったディスクトレーが手動となり、電源にはACアダプターが必要となりました。消費電力は45W。
厚型PS2で使えた「BBユニット」などの周辺機器は、小型化に伴い薄型のPS2では使用出来ません。
発売されたカラーは、チャコールブラック・セラミックホワイトの2色となります。
PS2 SCPH-75000~77000
PS2のSCPH-70000とSCPH-75000・77000は、外観・機能面での違いはありません。消費電力は45W。SCPH-75000での基盤変更の影響で、一部ソフトのプレイ中に不具合が発生することがあります(画面が止まる・効果音が再生され続けるなど)。SCPH-77000ではその不具合の一部が修正されました。
公式の発表は見つけられませんでしたが、SCPH-75000で不具合が出るPS2ソフトは約20タイトル、SCPH-77000以降の型番では不具合を約半分まで修正。初代PS(PS1)ソフトをPS2で遊ぶ際、SCPH-10000~70000番で不具合の出るソフトは約30タイトル、SCPH-75000~90000番で不具合の出るソフトは約70タイトルほどあるようです。
発売されたカラーは、チャコールブラック・セラミックホワイト・サテンシルバー、SCPH-77000では上記に加えピンクの限定カラーが発売されています。
PS2 SCPH-79000
これまでの薄型PS2と見た目の違いはありませんが、SCPH-79000は本体が900g→700g、ACアダプターが350g→250gに軽量化されました。実際に持ち比べてみると結構違うと感じます。消費電力は45W→38Wと省電力化されています。発売されたカラーは、チャコールブラック・セラミックホワイト・サテンシルバーの3色です。
PS2薄型 SCPH-70000番台とSCPH-90000の違い

これまでの薄型PS2とは違い、SCPH-90000では外観デザインが大きく変更されました。70000番台では中央に光沢のあるラインをあしらったデザインでしたが、90000番は左半分がすべて光沢素材となり、より高級感のある本体となっています。機能面はSCPH-70000番台とほぼ変わりませんが、重量は720g(SCPH-79000の本体+アダプターよりも130g軽い)となり、消費電力も38→35Wへ省電力化されています。ACアダプターは邪魔になる事が多いので、電源コードになったのは嬉しい変更点です。
発売されたカラーは、チャコールブラック・セラミックホワイト・サテンシルバー・シナバーレッドの4色となります。
薄型PS2で壊れやすい型番はあるのか?
PS2本体が壊れる(不具合を起こす)原因の多くは、以下の3点が挙げられると思います。
ピックアップレンズの不良

厚型PS2はピックアップレンズを外から掃除する事が出来ない構造で、読み込み不良を起こす事も多かったですが、薄型PS2はトレーを開けるとレンズが見える構造で掃除もでき、SCPH-70000~90000で作りに違いはないので、ピックアップレンズが原因で壊れやすい薄型PS2はありません。
電源部分の不良
ACアダプターを使用するタイプの薄型PS2では、差し込み口のはんだが割れて通電不良になる事があります。

SCPH-90000はACアダプターを使用しないので関係なく、SCPH-79000は本体・ACアダプターが軽量化され、差し込み口への負担も軽減されていますが、SCPH-70000~77000は本体・アダプターの重さが差し込み口の負荷となり、はんだ割れを起こしやすく壊れやすいと言えると思います。
ディスクトレーの不良
薄型のPS2はディスクトレーを閉じた時に、トレー裏の突起が基盤のスイッチを押してディスクが回り始める仕組みになっています。

トレーが閉まった事を認識するスイッチはSCPH-90000が1個、SCPH-70000~79000は2個となり、特に後者はスイッチが1個でも接触不良を起こしているとディスクが回りません。また70000番台のディスクトレーは90000番よりも薄く、トレーが少し反っている・浮いている本体を見たことがありますが、その影響でスイッチをうまく押せないという事もあります。
こういった点から、PS2の薄型で壊れやすい型番を挙げるのであればSCPH-70000~SCPH77000かなと思います。
以上、今回は薄型PS2(SCPH-7000・7500・7700・7900・9000)の型番での違い、薄型PS2で壊れやすい型番についての話でした。壊れてしまったゲーム機や、もう遊ばないソフトがある方は、売却してその資金で新しいゲームを購入するのもおすすめです。宅配買取サービス「レトログ」なら、壊れたゲーム機やコントローラーもネットから簡単に買取申込が可能、宅配キットは無料で、自宅から一歩も出ずに買取を依頼できるのが大きな特徴です。
さらに、遊ばなくなったソフトやコントローラー、周辺機器などもまとめて買取してもらえるので、手軽に整理したい方にぴったりです。詳しくは、レトログについてまとめた記事をぜひチェックしてみてください。
あわせて読みたい記事:
スポンサーリンク










