皆さん、任天堂から発売された「バーチャルボーイ(VIRTUAL BOY)」という据置ゲーム機はご存知でしょうか?

1995年7月21日に発売された3Dゲーム機で、スーパーファミコン(1990年)とNINTENDO64(1996年)の間に発売されたのですが、当時流行った記憶は全くありません。

国内で約1700万台売れたスーパーファミコンと比べ、バーチャルボーイは15万台しか売れなかったことを考えるとそこまで浸透しなかったことも理解出来ます。

バーチャルボーイとはどんなゲーム機か

バーチャルボーイとはどのようなゲーム機だったかというと、赤いゴーグル型のディスプレイを覗き込むようにしてプレイをするゲーム機になります。

独立した本体で、据え置き機ではありますがテレビに接続をしてプレイをするようなゲーム機ではありません。そのため場所にこだわらずプレイをすることが可能でした。

ゴーグル型ディスプレイの左右画面に異なる映像が表示されることで3D画面を実現させた本体ですが、色数は単色・赤色LEDによる赤~黒の4階調のため、ディスプレイを覗き込んだ時に、思わず「真っ赤っ!!」と言っていまいそうな色合いです。

 

コントローラーに挿し込む6本の単三乾電池から電源を供給します(別売りの電池ボックスを利用すればACアダプタの使用が可能) このコントローラーは十字キーが左右に2個搭載され、このような形は他の家庭用ゲーム機には存在しません。

残念なことに、通信ケーブルが販売中止になったため複数でのプレイは出来ず1人プレイのみとなります。

バーチャルボーイで販売されたソフト

バーチャルボーイで国内発売されたソフトは以下となります。

  • レッドアラーム(T&E SOFT)
  • とびだせ!ぱにボン(ハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント))
  • ギャラクティックピンボール(任天堂)
  • テレロボクサー(任天堂)
  • マリオズテニス(任天堂)
  • バーチャルプロ野球’95(コトブキシステム)
  • T&E ヴァーチャルゴルフ(T&E SOFT)
  • バーティカルフォース(ハドソン)
  • V-テトリス(BPS)
  • スペーススカッシュ(ココナッツジャパンエンターテイメント)
  • マリオクラッシュ(任天堂)
  • ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!(アトラス)
  • バーチャルフィッシング(パック・イン・ビデオ(現・マーベラス))
  • インスマウスの館(アイマックス)
  • スペースインベーダー バーチャルコレクション(タイトー)
  • バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝(任天堂)
  • バーチャルLAB(J・ウイング)
  • バーチャルボウリング(アテナ)
  • SDガンダム DIMENSION WAR(バンダイ(現・バンダイナムコエンターテインメント))

 

以上、たったの19タイトル(苦笑) 全て1995年に発売され、それ以降ソフトは発売されませんでした。数が少ないので是非ともコンプリートしてみてください!

このバーチャルボーイ。短命過ぎて語るにも語ることがなく、思い出もほぼないのですが、いま遊んでもらうと、スーパーファミコンの後にこんな3Dゲーム機が発売されていたのかと驚く方もいるかもしれません。

ただただ時代よりも先に行き過ぎた感は否めませんが・・・

細かなところにはなりますが、

本体上部に、プレイの際に取り外したカセットの端子カバーを取り付ける所があったり、

 

アイシェードは外して洗濯することが出来たりと、細かな気遣いが愛らしいと感じてしまう本体です。

 

ニンテンドーの黒歴史とも言われてしまったバーチャルボーイ。

良かったら1度プレイしてみて、是非19タイトルをコンプリートしてみてください!

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